今でもチャレンジしてますか?

タイトルは19歳の自分からのメッセージ。5年勤めた印刷会社を辞めて、教師になる人のブログです。

採用前の研修に行ってきました(道徳)

道徳の研修に行ってきました。


参考になったことがいくつかありました。

道徳は「価値を自覚するもの」

「価値の自覚」とは「やっぱり大事だな」って思うことです。
中学生にもなれば、大体の生徒が良い悪いの区別はなんとなく出来ています。
ただしそれを実践できているかというと…これは大人でも難しいですよね。
大事なのは今更善悪を押し付けることではなく、自分を振り返り、客観的な視点で見るための時間を与えることだと思います。
そのために、自分ではない誰かのエピソードの仮面を被って、自分の本音を語るのが有効とのこと。確かにそうかも。
また、かなり危うい考え方の生徒が、周りの生徒の意見を聞いたことで、考え方を変えたという話もありました。
自分を振り返るとともに、周りの意見を知るということは、社会化への一歩だと思います。

道徳の教科化云々の話もありますが、生徒が自分の弱い部分と真摯に向き合い、自己を反省する時間として有効に活用したいと思いました。




残念だったのは、最初にお話を伺った講師の先生が、江戸しぐさ信者、凶悪犯罪は情報化社会のせい、メール使えない、朝のワイドショーを真に受ける、といったタイプの方で、パーソナリティ的には絶対に相容れないな、と。
江戸しぐさの話をし始めた時は、流石に会場がしらけムードになっていたような…。
道徳の時間の重要さを説くバックグラウンドがこれではな、教育界のトップはこういう考えに同調する感じなのかな、と思うと不安になってしまいます。

何はともあれ、道徳の重要さは感じ取れました。
ふたり目の講師の先生の話がすごく良かったので満足です。