今でもチャレンジしてますか?

タイトルは19歳の自分からのメッセージ。5年勤めた印刷会社を辞めて、教師になる人のブログです。

弟が会社をクビになった。


弟が会社をクビになったらしい。

昨日、母親から電話があり、2歳年下の弟が勤めている運送会社を辞めされられるという話であった。

僕の弟は、いわゆるコミュ障というやつで、何かを言われても言い返せず、どもってしまう。
口数も少なく、何を考えているのかよくわからない。
子供の時は、いじめられても言い返せず、フラストレーションが溜まり、急にキレてしまうことも多かった。

弟は勤め始めのころは、周囲との関係も悪くなく、特に問題なく仕事をすることができていた。
しかし、最近異動になった部署ではミスが続き、上司との関係も上手くいっていなかったことは、少し前から聞かされていた。
それが今回、最後通告という形になってしまったようだ。


実は以前から両親に対しては、弟が発達障害だったのではないかという話をしていた。
教員採用試験に向けて改めて勉強をするなかで、症状的には高機能自閉症に近いものを弟に感じていたからである。
とはいえ専門家ではない自分が診断することはできないので、あくまで可能性の話である。

昨日電話で母と話をしたところ、一度ちゃんとしたところで話を聞いてくるとのことだった。
弟のほうも多少は自覚があるようだ。まぁ、普通に隣の部屋で発達障害の話してたからな。

まずは両親が話を聞きにいくことからはじめようとしている事を、僕も支持をした。
母は中途半端に知識を得ていたから、ああじゃないか、こうじゃないか、こうしたらいいんじゃないかと言うのだが、何もわからない状況で判断をすることは良くないとたしなめておいた。


1次産業、2次産業が廃れて、サービス業が主流になる現代社会で、弟のような人間がまともに就職できるかは正直わからない。
しかし、今まで彼が彼なりに努力して今日までやってきたことを、兄である僕はただ信じることしかできない。

年末になったらゆっくりと話を聞こう。
何かを話してくれるとも思わないけど、その沈黙を聞きにいこう。